英語の学び直しを始めた。コロナ以来、ほとんど英語を話す機会もなく、明らかに英語力(スピーキング力)が落ちた気がする。毎日海外ドラマを見ているためか、ヒアリング能力は全く落ちてはいないのだけれど、聞けても自分の言葉でとっさに反応できなければ会話は成り立たない。というわけで、英語の学び直しを始めた。ここのところ、親の病気のこととか家事とか仕事がめいいっぱい忙しくて、好きな小説すら読めない状態だけれども、なんとか1ページでも、、、と英検1級のテキストを買ってきて細々と勉強をしている。
私の好きな番組に『YOUは何しに日本へ』という番組がある。テレビ東京の制作の番組。カメラの後ろには必ず通訳さんがいるのだが、あるとき、『男はつらいよ』の大ファンの外国人がいて、そのひとが『男はつらいよ』の撮影地を巡る旅というのをするために日本にやってきた、というエピソードがあった。映画の撮影された場所で『男はつらいよ』の映画を観る、というシーンで通訳さんが一緒になって映画を観て、号泣していたというシーンがめちゃくちゃ心の中に残った。
「ああ、こういう仕事いいな」ってなぜか思ったのだ。通訳を必要とする人と一緒に何かをして感動できるような瞬間があったら、それは素晴らしい!と感じた。
別の番組で、地域再生のニュースを見た。たぶん、夕方の地元のニュースだと思う。56歳の女性が古民家でカフェを始めたという話で、56歳から新しいことをするなんて勇気のいることだと思ったし、チャレンジする精神が素晴らしいと思った。
そうか、いくつになっても頭さえしっかりしていれば、あるいは足腰さえしっかりしていれば挑戦はできる!50代、まだまだいけるぜ!
それで通訳を目指すことにした。ただの通訳じゃなくてね。複数言語の通訳。あるいは翻訳。正直まだ通訳か翻訳かははっきりとは決めていないんだけれども、でもいずれにしてもどちらかはやると決めた。英語とイタリア語、できれば広東語。ほかに興味があるのはポルトガル語。英語とイタリア語は確実にやるけれど、他はまだ決めていない。世の中には需要と供給のバランスというのがあるから、学んでも日本では必要とされない言語であれば、意味がない。
イタリア語は「DOC」というイタリアのドラマを見て決めた。イタリア語は耳にすんなりと入ってきたからだ。違和感もなかったし、知っているイタリア語は聞き取れたし、勉強すればできそうな気がした。たまたまソースネクストで、ロゼッタストーンがキャンペーン価格になっていたこともあって、イタリア語の勉強をしてみることにした。とはいえ、ソフトを買っただけで、まだ手を付けてはいないけれど。

目標は56歳までに英語とイタリア語の通訳(または翻訳)でデビューすること。あと、大学院に行って、通訳・翻訳研究をしたいと思っている。
まぁ、先の人生どうなるかなんてわからないけれど、高い目標をもってモチベーションを維持し続けながら踏ん張れるのって、多分人生でこれがラストチャンスだと思う。だから、ちょっと踏ん張ってみようと思ってる。