我が家は、どんな食材も無駄にしない主義。長ネギの青い部分は細かくしてスープの具材にするし、株や大根の葉も細かく刻んでみそ汁やスープ、豚汁などに入れる。
最近は舞茸の石づきを揚げることに凝っている。スーパーで舞茸を買う時、わざわざ石づきの多いものを選ぶぐらい、最近は石づきのから揚げが、我が家のブームになっている。最初は舞茸の石づきを捨てるのはもったいないよな~という思いから、なんとなく「揚げてみよか」と、やってみた。美味しくなかったら、残念賞でやめればいいだけのことだし。でもやってみたら思った以上に美味しかった。石づきは傘部分と比べると硬く、調理しづらいため捨てられることが多いけれど、栄養素がないわけではない。特に食物繊維の割合が高いらしい。
石づきのから揚げは、意外と日本蕎麦との相性がいい。天ぷらそばの素材のひとつとして、ぜひ取り入れてほしい。舞茸特有の香りや風味を感じる石づきが、そばつゆの濃厚さがよくマッチする。

昨日は、ブロッコリーの茎をどうにかできないかと考えて、ピーラーで綺麗に整えてから、5mm幅ぐらいに切って、一度茹でて、そのあとフライにしてみた。丁度、サーモンをフライにする予定だったので、余った米粉と溶き卵とパン粉を付けてフライにした。思いのほか美味しくて、母は「もっと食べたい!」と私の分まで食べてしまったほど。ブロッコリーの茎は、茎の部分がとても大きいし、栄養価も高い。小房よりもカリウムや食物繊維が多く含まれているし、ビタミンCやビタミンKなども含まれている。甘みも強いので、工夫して食べないわけにはいかない。フライにするのも美味しいけれど、茹でてシンプルに塩とマヨネーズで食べるのもいいし、少し細かく切って野菜炒めにするのもいい。


農家さんが天候と闘いながら、丁寧に育ててくれたお野菜たち。それを1つも無駄にはしたくない。何より、栄養価が高い部分を捨てていることが多いというのは、実にもったいないこと。体を作るのは食だし、食材。使えるところは全部使う。これが料理をするうえで、私がモットーとしていること。感謝して食べる、感謝して料理する。感謝して体にとり入れる。そうやって家族や自分の健康を作っていく。笑顔を作っていくのであ~る。

