仕事柄、19時ごろから深夜2時ごろが仕事のピークになることが多い。やっと仕事が終わって、寝る準備をして、そこから読書をすると、たいてい寝るのは朝4時ごろ。少し前までは2時ぐらいにはねられていたけれど、最近はおかげさまで、仕事の量も増えて、4時ごろに布団に潜り込む。もともと、完璧にまぶたがもう開けていられない、というぐらいにならないと布団に潜り込むことをしないので、最近は大抵、寝るのは明け方だ。
睡眠時間は4時間か5時間ぐらい。これでは完璧な睡眠不足になるので、昼に1時間ほどの仮眠をする。
夕飯はたいてい5時半ごろから食べ始めて6時半には終えている。基本的にそれ以降は、水分以外は口にしないのだけれど、時にはお腹がすきまくって、仕事も手につかなくなることがある。そういう時のために、冷蔵庫には必ず「あるもの」を用意してある。日ごろから好きで、作っては飲んでいるのだけれど、深夜のこれは、たまらなくおいしい。
豆乳。いろんな豆乳を飲んだけれど、もぎ豆腐の三之助豆乳は、抜群にダントツにうまい!
日本橋浜町で始まった長い歴史のあるこの豆腐店。豆腐としては高級なんだろうけれど、やっぱり美味しいと感じるものを一度口にしたら、もう元には戻れないというもの。濃厚な味わいだけれど、舌触りはさらっとしていて、実に飲みやすい豆乳。
小鍋に和出汁(我が家は昆布とマグロ節の合わせ出汁、一番出汁を使っている)を50mlぐらい。そこに米味噌を少し溶かす。大さじ1/2ぐらいかな。いつも目分量なので、お好みで調整して。
で、この豆乳を200mlぐらい入れて、中火で温める。絶対に沸騰させないように。箸で軽くかき混ぜながら温めるといい。湯葉になってしまう手前で火を止めて、お椀にそそぐ。あったかい、ほんのり味噌味の豆乳スープの出来上がり!
深夜にお椀1杯の豆乳スープを飲むと、それまでの空腹感が一気に満たされて、心も体も温かくなる。そしてまた次の仕事のやる気が出てくる。
お腹がすきすぎてしまうとアイディアが浮かばない。でも、深夜に限らず、満腹まで食べると眠気が強くなる。ましてや深夜に、糖質のものやカロリーの高いものを食べるわけにもいかない。そういう時に、豆乳スープは完ぺきな深夜のヘルシー食だ。
どうしても豆乳が手に入らない時には、湯豆腐でもいい。豆腐を温めて、何もつけずに食べる。豆腐さえ美味しければ、薬味や余計な調味料は必要ない。シンプルでありながら奥深い味。それが豆腐。各メーカーによって実は味も違うし、まろやかさや食感も違う。自分好みの豆腐が見つかるまで、色んな豆腐を味わってみるのもいい。
深夜の食事に冷たいままの豆腐や豆乳はよくない。体を冷やすことになるし、冷たさで胃がキュッとしてしまうので、なかなか空腹感を満たせない。あったかいものは、胃にほっこりと流れていくので、空腹感を満たせるのだ。
深夜に食事をすれば、確実に太る。健康的によろしくない。でもどうしても、お腹が空いてしまったら、眠れないほどの空腹感を感じたら、ホット豆乳スープはベストチョイスだと思う。