エッセイスト・旅行ライター・作詞家

久しぶりに。観劇


久しぶりに、演劇を観に。
5年ほど前まで、数年間とてもお世話になっていた劇団の公演でした。

懐かしさを感じつつ、
あの頃の私は、本当にやる気と無謀さと夢に包まれていたような、そんな時間を過ごしていたと思い出しました。

とにかく前を向くエネルギーは、あのころが一番強くて、
マネージャー業を始めて1年目~4年目ぐらいだったこともあって、右も左もわからないまま、数年間、必死で走っていた気がします。

作品は、18年続いている公演ですから、見るたびに、涙し、考えます。

でも今日は、作品のすばらしさとともに、5年前までの自分のエネルギーを思い出しました。

5年の月日って、人にいろんな経験を与えるのね。
あの無謀さは、もう戻ってこないけど、あの頃のエネルギーを心の中に取り戻した気がします。

もちろん、いまも目の前にある仕事には必死だし、自分なりに一所懸命にやっているけれど、人間は、なぜか必ず「慣れ」が来るんですよね。
当時と今はずいぶん仕事内容も変わったし、マネージャー業は退いて、すっかりキャスティング(しかもアジア中心の)と香港マカオのロケーションコーディネーターになったので、そういう意味でも、あの頃の情熱はないのは仕方がないのかもしれないけど、それでも、失ったエネルギーはたくさんある気がします。

その分、がむしゃらにやっていたころには感じなかったものが見えたり、相手のお腹の中が見えてしまったりするものだけど、無謀に必死に前向きにやっていた時は、むしろそういうものが見えなくて、ただただ頑張っていられたので、それはそれでよかったのかもしれないって思うこともあります。

私は、もちろん仕事をしていくうえで、やっぱりいくつかの失敗もしています。
人との接し方、所属タレントとの接し方、営業の仕方・・・

正義感の刀を振りかざして、必死になって戦っていた時もありました。なんであんなに戦ってたんだ?って今になると思うけど、やっぱり認められたかったし、上へ這い上がりたかった。なんとか、所属していた俳優たちにチャンスを作りたくて。

でも、自分が必死になって頑張れば頑張るほど、空回りしたし、所属者たちは学ぶことをしなくなった。
どんなに学びのチャンスを与えても、それにがむしゃらにならないから、余計にお尻を叩くし、強くも言うようになった。でも言えば言うほど、彼らがやる気を失っていった気がする。

放っておくことができなかったし、会社を経営していくということに、とにかく必死だったんだよね。

起業してから10年間。
本当にいろんなことがあって、いろんな人との出会いがあって。

仕事も、経営も、人としても、
いろんなことを学ばせていただいた気がします。

あの頃のがむしゃらさや無謀さは、もうなかなか難しいけど、でもやっぱり好きなことを仕事としてやっているという誇りだけは忘れたくないなって思う。

香港・マカオが大好きだし、演劇が好きだし、この世界が好きなんだ、本当は。
体を壊したり、心がつかれちゃった時期もあったけど、やっぱり好きなんだ、今日は心からそう思えた。

私にとって、今日は原点に戻るための日だったのかもしれない。

この先の次の10年は、今まで出会った人たちに、感謝しながらやってゆきたい。
命あることは奇跡なのだから、今与えられた人生は、まっすぐに感謝しながら生きたいと、そう思う。

起業してから、本当にいろんなことがあったけど、ポジティブな出来事も、ネガティブな出来事も。みんな全部、自分に必要なことだったんだな。すべて自分の糧。ありがとうございます!

今日は、とっても多忙な一日でした。でも、心の中に、ふんわりと戻ってきた「初心」。
全ての出会いと、今日の再会に感謝!


この記事を書いた人
執筆家・エッセイスト・旅行ライター 旅行業務取扱管理者資格保有 プロフィールはコチラ お問い合わせはコチラ
SNSでフォローする

コメントを残す