エッセイスト・旅行ライター・作詞家

不倫 中野信子


脳科学者の中野信子さんの「不倫」という本を読んだ。

脳科学という視点から不倫と、日本における過剰なまでの「不倫バッシング」について考察されているという点に興味を持って購入するに至った。

中野信子さんによれば、人間はそもそも、一人の人だけを愛するようにできていないのだそうだ。つまり脳科学の視点から見れば、「生命存続」という人間としての生命的使命を維持するためには、多くの異性と性的交渉を持つことは、過去の歴史からすれば必然であった。
しかしながら、疫病や農作物の不作など、人間は自然が引き起こす脅威には抗えず、その歴史の中で、知性的にあるいは理性的に一夫一妻という制度を確立したのだそう。

中野信子さんは、決して不倫を肯定しているわけではない。あくまでも脳科学という視点から不倫を考察し、その歴史の中で、日本のメディアにおける過剰な不倫バッシングについて検証しているにすぎない。

当然、不倫は法的にも不貞行為にあたり、相手方の夫、あるいは妻から損害賠償請求をされる対象になり得る。どんなに不倫中の二人が純愛だと訴えたところで、不貞行為という事実は変わらない。


常々思うことは、男は繊細な独身女の気持ちに鈍すぎる。
平気で家族の話をする、家庭の愚痴を言う。それを聞かされる方の気持ちにもなってほしい。簡単に「嫌だ」とも言えないのが女だ。女は、受け止めてあげるのが愛だと勘違いをする。

たとえ「仕方なく家族旅行をする」と言われたところで、それを素直に信じる馬鹿な女はいない。行ったら行ったで、和気藹々と楽しく過ごすわけだから、それを聞かされたり見せられたりする方は心臓と脳が壊れそうなぐらい煮えくりかえって、怒り狂っていることぐらい、想定できるはずだ。

夫の不倫を知っている妻なら、勝ち誇った顔をしているだろうし、法の力には決して勝つことはできない。

大体、夫婦仲が良くないと行っている男に限って、家族を大事にしているんだから、不倫女は、決して幸せにはなれない。

不倫女が不倫相手の家族旅や家族で過ごす行事ごとを決して許すはずがなく、どんなに許してほしいと懇願されたところで許せるわけがない。

結果として不倫女は、別れを選ぶ。
好きだとか嫌いだとかの前に、心が耐えられず、自分が嫌な性格になることで、自分を嫌いになるからだ。

脳科学の世界からいえば、不倫は生命的使命につながるものかもしれないが、健全な脳の状態を維持するためには、一人の男性、一人の女性を生涯愛し続ける道を選ぶべきだと感じる。

不倫とは、結局のところ、脳の健康には繋がらない。自分の嫌な面を浮き彫りにしてしまうから。

脳科学の視点から、不倫を考えてみるのも、時には面白い。


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